ヘッドホン比較 第三弾 K240MKII

今回のヘッドホンはオーストリアの名門AKGの半開放型スタジオモニターK240MKIIについて書いていこうと思います。

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このヘッドホンは付属品が多く、パッド2種類(革、ベロア)、ケーブル2種類(3mストレート、5mカール)が付属してきます。端子は3.5mm(変換コネクタ付属)。
パッドが大きく柔らかく耳全体を覆う構造であり、ヘッドバンドが特徴的で頭の最適な位置でホールドでき、且つ側圧も弱いため付け心地は非常に良好で、長時間つけていても痛くなったり、疲れたりすることはほとんどありません。
音質については低域寄りのフラットで、ベンチマークMDR-CD900STと比較すると解像度は低く、音の定位感も曖昧であるが、空間表現力が非常に豊かで、音の全体像を把握するのには非常に適しています。そのため、ミキシング、マスタリングなどで個々の音よりも全体の響きや広がり、残響効果などをを確認するのに向います。反面、半開放型ということもあり、音漏れするうえ、解像度が低く、音像もぼやけているため、はっきりとした音の欲しいレコーディングにはあまり向かないでしょう。
低域は他のモニター機と比較すると締まりがなく、音像もはっきりしないが、音場が広いため、音の空気感が非常に秀逸です。中域はやや引っ込んでいる感じですがリバーブがかかったような広がりのある900STと比較してしまうと解像度は劣りますが、モニター機として十分な解像度を備えています。高域は刺さるようなことが無く、適度に丸みがかった音を出しています。
まとめると、モニター機としてはCD900STとは正反対の音を出します。900STはスピーカーに耳を当てて聞いているような音ですがK240はスピーカーからやや離れて聞いているような感覚です。
このヘッドホンはモニター用ですが上記のような音なのでリスニングにも非常に向いていると思います。リスニング用としても買ってみてはいかがでしょうか。

 さいごに、このヘッドホンは他のに比べて能率が悪いため、ボリュームを1割程度上げないと同じくらいの音量で聞くことができませんのでご注意を。

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正面と上部。

 

 

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