JVC HA-FX850 イヤホンなのにスピーカーのよう

今回紹介するのは、JVCのHA-FX850です。

このイヤホンは、JVCが2014年1月に出したイヤホンで、木製ハウジングが用いられているのが特徴です。

f:id:haruwakaba:20160308122616j:plain

外箱、高級感のあるパッケージ。

f:id:haruwakaba:20160308122617j:plain

裏面にはこの製品の特長が記されている。

f:id:haruwakaba:20160308122621j:plain

f:id:haruwakaba:20160308122618j:plain

付属品は、イヤーピース(シリコン3ペア、ウレタン2ペア)とケーブルを巻き付きけるものとクリップ、それと革製のケースが付いている。

f:id:haruwakaba:20160308122620j:plain

ケースにはこのようにイヤホンを収納することができるが、個人的には収納が面倒くさいので使いにくく感じる。

f:id:haruwakaba:20160308122628j:plain

こちらが本体。ケーブルは多くのメーカーで使われているMMCX端子を採用されている。

 

音質について

低音…豊かで上品な低音。そこまでアタック感はないので低音強調型のイヤホンのような無理やりブーストしたような感じはなく、自然な出方をするため、温かみがある。

中音…やや篭もり気味で、同価格帯で比較すると明瞭感はそこまで無い。しかし、価格なりの性能も持っているし、このイヤホンの特性上、この程度がいい。

高音…ダイナミックドライバのためマルチBAのような繊細さはないが、とても聞き取りやすく、聞き疲れしにくいようなバランス。つまり、刺さるような音はきれいに丸められ、音の伸びもきれい。

 

装着感について

ハウジングの形状上、耳から出っ張る形となってしまうため、外で使うのには躊躇がいる。また、その形状のせいでケーブルを軽く引っ張っただけで簡単に外れてしまう。純正ケーブルだと耳の後ろにかける「Shure掛け」はできない。

 

遮音性について

遮音性はカナル型の中では高いと感じる。電車の中で使うと車内アナウンスがかすかに聞こえる。モーターの駆動音はかなり遮断される。音漏れもボリュームを上げさえしなければすることはないだろう。

 

f:id:haruwakaba:20160306225129j:plain

 

総評

このイヤホンのいちばんの特長は、絶妙な音のバランスにあると感じる。このような小型の筐体で、高級スピーカーのような音を奏でることができる。

得意なジャンルはクラシックやジャズといったアコースティックな曲が一番合うが、ロックやヘビメタなどの派手な楽曲、クラブミュージックやアニソンなどの電子楽器の多い曲は相性が悪いように感じるが、実際に聞いてみるとそこまで悪くは感じない。

マルチBAの奏でる繊細でモニターライクな音とは正反対の、優しく、温かく、広がりのある豊かなサウンドである。

 

 

 

 

このブログは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、 Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。